抱っこと腰痛

様々な移動手段の中で、息子が一番おとなしくしているのは、後部座席に座っているときです。

車でも、自転車でも、歌ったり、(車なら)本読みをねだったり、話しかけたり、じっとしているわけではないのですが、文句も言ずに座っています。

電車での移動も好きな部類に入りますが、ここ最近は車移動をより好みます。

理由は明快で、電車の中ではお菓子が食べられない(制限している)からですね。

歩いて移動するのは、嫌いではないと思います。

家の中や慣れてきた遊び場では、親から離れることはあまりありませんが、歩き回ります。

しかし、買い物や電車の中、公園までの移動で歩くのは苦手です。

歩きたくないと訴え、抱っこしてほしいとせがみます。

口では、疲れたから歩けない、眠たくなったら歩けない、などなど言うのですが、それよりも外部の刺激の中、抱っこされている安心感に勝るものはない、のだろうと思います。

余談ですが、息子は嫌なことを、なんとか過ぎる!とよく口にします。

疲れ過ぎてもう歩けない!とか。

ごはん食べない、眠すぎる!とか。

これを聞くと、美人過ぎる市議を思い出し、息子はなに過ぎるのだろうかと考えます。

かわいすぎる息子、とか(親バカすぎる両親!)。

ポテトフライで腹が出てきすぎる園児、とか。

お菓子をねだりすぎて、他の言葉を忘れる四歳児、とか。

さて、金曜の午後、息子を抱っこしようとした際に、妻が腰に違和感、強い痛みを感じたそうです。

抱っこは諦めてもらい、家に帰り、動くたびに痛いことを確認しました。

我が家ではベッドを壁にぴたりとつけて、壁側に息子が、隣りに妻が寝ているのですが、どうしても息子の方に身体を傾けて寝るのが辛い、本当は息子に背を向ける体制が楽だけど、それは寂しい、でも仰向けに寝ているのも痛くてつらい、という話をしていました。

翌朝、病院で診察してもらったところ、ぎっくり腰ではないようですが、椎間板の様子がおかしいと言う話だったそうです

ぎっくり腰は、妻の両親、勤め先の上司、などなど身近な人がやっており、その辛さも聞いていたので、嫌だ嫌だと言っていたので、ぎっくり腰ではない、という診察はうれしかったようです。

一方で、最近のぎっくり腰は、絶対安静ではなく痛くない範囲で体を動かした方がいいようなのですが、妻は安静にしている方が治りが早い、と言われたそうです。

まあ、なんと言われたかには関係なく、重たいものを持つのは痛くて無理そうなのですが。

そのため、息子がいくらせがんでも、抱っこしてあげることができなくなりました。

もちろん、土日は私が仕事を休みだったので、私が代わったのですが。

息子も体調が悪い時など、どうしても妻に抱っこしてもらいたがることがあります。

幸運なことに週末は体調も良く、天気が悪かったので家に長くいたこともあり、問題なく過ごすことができました。

また、よくいく遊び場に、息子の好きなおもちゃが増えており、それにはまったことも移動距離を短く、抱っこの機会を減らすことになりました。

いざ、自分が息子の求めに応じて抱っこするとなると、これまでとは格段に熱心に、どうしたら歩いてくれるのか、を考えることになります。

例えば、餌で釣る。

歩いてくれるんだったら、飴をなめててもいいよ、とか。

あるいは、目的地までの道順を伝え(家の近くなので、息子にも理解できる道順だったのですが)どこまでは自分で歩いて、どこからは抱っこするか、出発前に話し合うとか。

妻の腰は土日の二日間では完治しなかったようで(医者からも1間は様子を見ながら安静にしているように言われていますし)今週は、まだまだ抱っこを巡る攻防が続きそうです。

なお、良いニュースなのか、悪いニュースなのか、判断に困るところではありますが、1か月前から体重が1キロ増え18キロに到達したことが日曜の夜に判明しています。

歩くのはダイエットにいいのですけどね。息子はまだダイエットという言葉に馴染みがないのが残念です。

粘土遊び

春休みに入っても、発達支援教室に行きたくない、と朝起きるなり、息子がしくしくと泣いている毎日です。

平日は朝の時間しか息子と触れ合わない(夜、仕事が終わって家に帰ると寝ている)のですが、その時間はなるべく話しかけるようにしています。

例えば、前日、公園で拾ったものを見せてくれると、それが公園で拾ったものだと妻から聞いて知っていても、どこで見つけたの?と聞いています。

私は、子供になるべく対話をさせたいと思って話しかけています。

正解が返ってくることを期待して、あるいは何かを知りたくて話しかけているわけではありません。

ところが、この質問、妻には不評です。

昨日(妻が私に)説明したのに、聞いてなかったの?と言うわけです。

聞いている、知っているけど、息子に質問している、がどうして理解されないのかな、ともう何度も繰り返しているので思っています。

さて、幼稚園でも、発達支援教室でも、工作の一環で粘土を使うことがあるのですが、息子はこの粘土遊びが大好きなんだ、と聞いていました。

聞いてはいたものの、家に粘土はなく、遊んでいる現場を見たことがなかったので、ふーん、という程度の関心しかありませんでした。

私自身は、粘土に対して、何にもいい思い出がありません。

そもそも図工の時間がどれもこれも嫌いで、絵を描くことも、それをするくらいなら風呂掃除を頑張るぜ、という程度にきらいです。

3月に入り、誕生日プレゼントの一つとして粘土を買ってあげたこと、幼稚園で使っている粘土が、年度で一度買い直すものらしく、今年度使っていたものを持ち帰ってきたことから、週末に家で、粘土で遊ぶ息子の姿を図らずも目撃することとなりました。

まず、息子が粘土で何をしているか、ですが、食品を作っています。

パンとか、お餅とか。ラーメンと餃子も多いのですが、これは買ってきた粘土がラーメンを作ろう!というセットで、ラーメンやら餃子の型があるためです。

何故食品に偏るのかは分かりません。

お砂場で作るものと言えば、道路と線路と山とトンネルで、食品なんてこれまで一度も見たことがありません。なのに粘土は食品。。。

まあ、幼稚園で作るのが食品なのかもしれず、そう刷り込まれているだけかもしれません。

ついでに、作る食品は、食事の好みとは全然リンクしていません。

相変わらず、好きな食べ物第一位は断トツでポテトフライなのですが、ポテトフライを作る、とはならないようです。

一方で粘土でよく作っているのはパンです。

パンはあまり好きではないのですが(ハチミツをかけて甘くしてあれば喜んで食べますが)。

次に、粘土で作ろうとするモノはやたらと小さいです。

大人の中指の爪くらいの大きさ。

砂場でも粘土遊びでも同じなのですが、誰かと一緒(誰か、は大人限定ですが)が好きなことは変わりません。

何を作ってほしい、という注文も多いですが、注文通りの物を作ったとしても、それを気に入る保証はなく、注文外の物を作って気に入ってもらえることもあります。何より、注文を受けた直後に、こちらがそれを作っていると、何を作っているんだい?(本当にこの口調なんですよねー、腹立つ)と聞いてくることすらあります。

で、大人が大きな塊で何かを作ろうとすると、とっても嫌がります。

粘土にはヘラがついていたりするじゃないですか?

あれって、ある程度の大きさがないと使いずらいんですよね、なのに息子は一生懸命、ヘラでパンに模様をつける、という細かい作業をしています。

最後に、粘土というのは片づけにとっても時間がかかるものなんですよね。

手も汚れますし、破片があちらこちらに飛び散ります(広げた新聞紙の上で遊んでいてもなかなか収まらないです)。

さらに、特に安い粘土は、あっという間に硬くなるので、ビニール袋にしまいこんでおく、ということも必要です。

時間がかかりますし、めんどくさいものなわけです。

ところが、息子にはこれが理解できないので、あと10分で出発するけど、それまで遊んでいていいよ、というと、粘土をやりたい!とか言い出したります。

まあ、遊んでいる最中には、よっぽど強くどこかに打ち付けたりでもしない限り、泣き出したり、嫌な気分になったりすることはありません。

他の子供に何かされても、きょとんとしていることがあっても、怒ったり泣いたりしないのです。

そのため、しくしく泣かれるよりは、親がメンドクサイ思いをするくらいで済めば、遊ばせてあげたいな、と思うんですよね。

片づけるたびに、塊に戻ってしまい、カタチを留めない粘土。

そんな粘土での遊びも息子の中に、確かな、楽しかった記憶として残ってくれるのでしょうか。

二度目の雪

先日行ったスキー場への旅行で、雪遊びがとても楽しそうだったので、シーズンが終わる前にもう一度、行ってきました。

今回は日帰りです。

日帰りですし、私たち両親が滑ることは諦めたので(泣く泣くあきらめたのではなく、息子と遊んでいる方が楽しい、と前回気づきました)、荷物

が少なくてすみました。

ただ、今回は子供の遊び場(キッズパーク)が有料だったことから旅費を含めて1日にしてはえらく高価なものについたような気がしています。

雪質が悪いのは、滑る人にとっても大問題なのですが、息子にとっても、雪を集めて投げられない、という意味で悪条件でした。

そりが上手く滑らずに止まってしまったりもしましたし。

ただ、そうはいっても白銀の世界、勝手知ったる両親だけと遊べる時間は楽しいらしく、午前2時間、お菓子で釣って休憩、その後1時間半、目い

っぱい遊んで、最後は帰りたくないと駄々をこねて、お昼を食べて帰ってきました。

プラスチックでできた、雪玉を作る道具(100均で売っていそうな)は、前回、多くの子供がもっていてうらやましそうだったのですが、今回は無

料で貸し出してくれていたので、ずっと握っていました。

タイヤ(ゴムチューブ)で滑るコースがあったのですが、その時も手放したくなかったと抗議しています(上で大人が預かっていることを条件に手

放してくれましたが)。

ちなみに、この道具、息子が遊んでいたからなのかもしれませんが、後から来た他の子供にも大人気。

のみならず、キッズパークに遊びに来ていた外国人旅行者の方も、興味津々といった様子でした(実際に手に取って楽しそうに遊んでいました)。

息子は(妻も)帰りの車内ではぐっすり眠り、遊び疲れるまで満足してくれたことはうれしかったです。

この日、息子が自分の感情について説明してくれたことが2回あったので、それを書き残しておきたいと思います。

一つは、ドライブの最中、発達支援教室に行きたくない、という話をしていて、どうして行きたくないの?と聞いたときのことです。

発達支援教室では、朝の課題の後、大きな教室に移動して、他のクラスの子供も一緒に体操をするのですが、これが嫌とのこと。

さらに、身体を動かすことが嫌いなわけではなく、最近みんなでやる体操も少しずつ動き方を覚えてきたのに何が嫌なのかを聞いてみました。

すると、子供が一杯いていやだ、とのこと。

大人数で集まるのは昔から苦手ではありますが、自分で言葉にして説明できるようになったこと、そんな成長がうれしい一コマでした。

そしてもう一つは、雪山から帰ってきて、晩御飯を外食にしようかと話していた時のことです。

隣り駅まで電車で行こうとしたのですが、どうしても、車で行きたいと言い張るのです。

今日は一杯ドライブしたじゃん、なんで車がいいの、と聞くと、、

飴をなめたいから、という答え。

私は意味が分からず、飴なら電車で舐めてもいいんじゃない?、と言いました。

しかし、息子が舐めたかったのは棒付きの飴(チュッパチャップスみたいな)で、妻が電車では、棒付きの飴を許可していないとのこと。

まあ、のどに刺さったら危ないし、汚い手で他人様に触ってしまうかもしれませんし、それはそうかな、と。

ただ、息子がここまできっちり説明できるなんて、と成長がを実感しました。

息子が来年まで、雪山の楽しさを覚えているかどうか分かりません。

来年は行ってみたら、寒さにめげてしまうのかもしれません。

成長すると言うことは、好みが変わる、ということでもあります。

それでも今年、雪山で遊べたことが、楽しかった思い出の一部なってくれたらうれしいなあと思っています。

月曜日なんて永遠に来てほしくない

1月から発達支援教室に通い始めた息子。

初めはお見送りの母親と別れると号泣、場所の移動で号泣、帰り際にはその日一番の笑顔を見せつけていたのですが、2週間ほどで慣れ、嫌がることもなく通うことができるようになりました。

ところが、2月の終わりに私が連休を取った後から、徐々に教室に行きたくない気持ちが増してきています。

初めは、朝起きると、行きたくないなー、とつぶやく程度だったのですが、前日の夜に泣き出すこともあります。

暴れる、ではなく、しくしくと泣き、切々と生きたくない気持ちを吐露しています。

 

これに伴って、夜泣きも増えてきました。

こちらは、切々の欠片もない、叫び、です。

い・や・だーーー!!という叫び。

 

教室に行った後は比較的落ち着いて、今まで通り過ごしているようですが、場所を移動する際に抵抗するそぶりを見せるなど、まったく元通り、というわけでもないようです。

ただ、お昼のお弁当は毎日、しっかりと食べきって帰ってきます。そこらへんがかわいいものなんですが。

 

今までできていたことが急にできなくなってしまう理由の一つとして体調が悪い、ということが挙げられます。

自分で歩けるようになったのに、どこへ行くにも抱っこをせがむとか、父親とお風呂に入るのを先週は許容できたのに今週はできないとか

体調が悪い時は、食欲も減るので、比較的分かりやすいのですが、分かったからと言って、できることはあまりない、ということでもあります。

 

今回は体調が悪いわけではなく、また教室内で何か問題が合ったり、嫌なことがあったわけではなさそうです(本人も、教室の先生もそういっています)。

教室の先生によれば、教室に通い始めてから、徐々に蓄積されてきたストレスがここに来て一気に爆発しているのではないか、ということです。

分からなくもない説明ではありますが、具体的な対処の方法が分からないという意味では、評論に過ぎないように思います。

 

ところで、前日の夜に泣き出すこともあるのですが、これって、その日教室に行って、明日も教室がある日、だけでした。

具体的には、土日と平日の水曜が休みなので、月曜の夜か、木曜の夜だけ、泣くことがあった、ということです。

火曜、金曜、土曜は、明日行きたくないと言われても、明日は休みだよ、と応えればおさまります。

日曜と水曜は、その日教室に行っていないので、明日は行くんだ、と思いだすことがないようでした。

これまでは。

 

その日曜の夜に、明日は行きたくない、と寝る前に訴え始めたのです。

私は平日の夜、息子が眠ってしまってから帰宅するので、泣きながら、教室に行きたくないと訴える息子をじかに見るのは初めてでした。

本当にかわいそうだな、と思います。

かわいそうだけど、慣れるしかないんだよなと思います。

それに加えて、日曜の夜に、明日は教室に行く日だ、と認識したことがすごいと思いました。

 

息子にはまだ曜日の感覚がありません。

恐らく、その日と次の日と遠い未来、くらいの区分けしかしていません。

今日は何をする日か、明日は何が起こる日か、を聞かれることは良くあります。

今日は公園で遊べるの?とか、明日はパパ、おうちにいるの?とか。

誕生日の少し前には、もうすぐ4歳になるんだよーと言っていたので明日ではない将来、という認識もあるのでしょう。

 

その息子が、私が二日間家にいて遊んでいてから、明日は教室に通う日だと思った、ことがすごいなあと思うのです。

先のことが考えられるようになると、不安が増すのは仕方のないこと、成長に伴う痛みなのだ、と思ってはいても、かわいそうだな、という気持ちが消えるわけではないのですが。

せめて将来、日曜の夜が憂鬱ではない生活を送ってくれることを願ってやみません。

ふわふわドームでの急変

息子の趣味趣向というのか、好みというのか、それは結構くるくると変わります。

食べ物についていえば、少し前まで餃子が大好きだったのですが、今はほとんど食べません。

先日、餃子を作ろうよ、というので、材料を買ってきて作ったのですが、家族で作ることが楽しかっただけのようで、ほとんど口にはしませんでした。

代わりに、ハンバーグが好きになりました。

息子とは関係ないのですが、私、今まで、どうしても自分で作ったハンバーグが美味しいとは思えず、加えて、外食で食べるハンバーグもそれほど好きではなかったのですが、先日、自分で作ったハンバーグは「自分で作ったボーナス」を差し引いても大変おいしかったです。

 

そんな好みの移り変わりの一つに、動物に触れるか、というのもあります。

週末に乗馬体験や、ミニホースに触れる体験があったのですが、まったく楽しめず、どころか怖がって近づこうともしませんでした。

一時期、動物との触れ合いが楽しくて仕方がなかったこともあるのですが。

まあ、無理することもなく、触りたいときに触ってくれればいいのかな、と思っています。

 

さて、その時、敷地内に、ふわふわドームが置いてありました。

ふわふわドームとは何ぞやを説明するのは、私には荷が重いのですが、空気で膨らませて、中で子供が跳ねて遊べるアレですよ、アレ、で済ませたいと思います。

息子、これまでにふわふわドームを見たことは何回もあります。そのたびに、やってみる?と聞くのですが、一切の興味を示してきませんでした。

理由はいくつか思いつくのですが、一番の理由は、あの中には子供しか入れないから、だと思います。

親から離れて、一人で遊ぶのが怖いのです。

 

ところが、先日、別の場所でふわふわドームを見て、あれがやりたい、と言い出したのです。

やりたいと言うものを止める理由もないですし、息子が新しい一歩を踏み出すことを応援してあげたいですし、もろ手を挙げて賛成したのですが、ただ、その時はどうしても時間が取れず、次回持越しとなりました。

今回、ふわふわドームを見て、あの時の意欲はどうなったのかな、と思ったのですが、まったく衰えていないようで、やりたいやりたいと、言います。

 

並んでいる子供も少なく、よその子と合わせて3人で入りました。

入ってしばらくは、楽しそうにしていました。

窓のようなものがあり、外から手を振ると、手を振りかえしてきたりして、楽しそうに跳ね回っていたのです。

ところがしばらくすると、顔色がはっきりわかるくらい青白くなり、必死に涙をこらえている様子です。

本人が楽しいと言うのでやらせているだけですから、嫌だったらいつ出てもいいんだよ、と伝え、途中からは、早く出てきて!と叫ぶように伝えました。

 

途中で何が嫌になってしまったのだか、は分かりません。

本人は、寒かったと言っていましたが、どちらかというと、暑かったはずで、急に息苦しくなったのかもしれません。

しばらく抱っこしていると落ち着いてきたようで、また別の遊具で遊び始めたのですが。

 

今回は怖い体験になってしまいましたが、次回、ふわふわドームを見たときに、またチャレンジしたいと言うのかな、それとも全力で拒否するのかな。

そもそも、今回は息子なりに頑張ってチャレンジした結果だったのかな。

なんてことを息子の満足そうな寝顔を見ながら思いました。

【連休初日】発達支援教室の見学(出口)

連休に行った、発達支援教室見学の感想の続きです。

 

朝の課題が終わると、全員で、広い教室へ移動します。

同じクラスの子供たち全員、だけではなく、別のクラスの子供たちも含めて全員です。

広いと言うのは、テニスコートくらいでしょうか。

そこで、跳び箱と跳び箱を柱でつないだ遊具とか、トランポリンとかそんなものが置いてありまして、身体を動かして遊ぶようになっています。

何をするかは決まっておらず、それぞれが好きなことをして自由に遊ぶ時間です。

息子は、すみっこで先生と飛び跳ねていた時間もありましたが、多くは、大き目(息子の腕くらいの大きさ)のブロックを積み上げて遊んでいました。たまにお友達に崩されたりしながら。

 

ここ、ひろば、と呼ばれているのですが、最初は広場に移動するのをとても嫌がったようです。

恐らくは多くの人が集まる場所、というのが嫌だったのだと思います。

最近では、中洲に移動できるようになった、と聞いていたのですが。

確かに泣かずに移動しています、でも楽しそうかと言うと、そんなこともなく、無表情、でした。

 

私、今回の見学の中で、一番ぐっと来たのが、息子の子の顔を見たときです。

嫌そう、悲しそうな顔は土日に何度も見ています。

それはそれで、かわいそうに思うことが多々あります。

でも、無表情、何かを諦めたかのような無表情は初めて見ました。

そして、本当にかわいそうだと思いました。

 

自由遊びの時間の次は、全員で体操、というかダンスをします。

前後しますが、教室では、一つの行事が終わり、次に移る際に、モモを両手でたたいて、おーしーまい、と全員でいうようにしています。

息子は声を出しているのかどうかは分かりませんが、モモを叩く素振りは見せていました。

言われれば、そういう動きに見えなくもない、という程度。

ダンスも同様で、参加していないわけではないのですが、手足を多少動かし、全体と合わせて輪になったりという移動はしていました。

 

これは良い意味でびっくりすることで、今まで歌に合わせた手遊びなんかには一切参加していなかったので、それだけ動けるだけでも成長を実感しました。

表情は無表情のままなんですけどね、こちらは諦めていると言うよりは、どう動いていいのか分からず困惑しているようでした。

 

体操の後は朝の教室へと戻り、工作したり、近くの公園や児童館に遊びに行ったりします。

そのため、連絡、体操の後は一度、家に戻っていました。

 

息子はその後、お昼ご飯(お弁当)を食べて解散になります。

そのため、その時間に改めて迎えに行きました。

いつもは、教室の前にある遊び場の砂場で遊んで帰ることが多いようですが、父親がいるせいか、また連休中、息子の体調があまり良くなかったせいか、家に帰って遊びたい、というのでまっすぐ帰りました。

一日、妻なしで、私だけでお迎えに行ったこともあります。

事前に、言い含めてあったこと、帰りは息子の自転車を持って行ってそれに乗って帰ってくることを約束し、楽しみにしていたことから、嫌がることもなく、帰ってくることができました。

【連休初日】発達支援教室の見学(入口)

長々と書いた文章を間違えて消してしまい、うんざりしています。

 

さて、少し前ですが、長期休暇(一週間)を取得しました。

元々、年度内に一度、一週間連続して休まなければならない、という社内ルールがあるのですが、これまで取りそびれていまして、このタイミングになったのです。

 

今回、休暇中にスキー場に行く予定を立てました。

一日、発達支援教室を休み、土曜日に返ってくるプランです。

そして、連休中に息子の誕生日が含まれていたのですが、こちらは平日ではあるものの、教室がお休みの日にたまたま重なることになりました。

その他の日は、送り迎えに参加したり、教室での様子の見学をしました。

 

こんなにまとめて息子の日常と触れ合う機会は中々なく、とても楽しかったですし、あっという間でした。

いろいろと思うところもあり、日記調にまとめておきたいと思っています。

如何せん分量が多いので、何回かに分けて書きます。

 

連休の初日は発達支援教室の見学に行きました。

朝は妻と一緒に自転車で教室へ息子を送り届けます。

そして、その後、教室の裏側に回ると、そこからマジックミラーで教室内を見学することができるようになっています。

 

教室では到着した子供が、鞄を指定の場所に置いたり、靴下を脱いだり、といった準備を自分で行います。

もちろん、ぐずっていると先生が促してくれたり、手伝ってくれたりしてくれます。

準備が終わると、各自の課題に取り組みます。

課題はパズルや、四角形を塗りつぶす、などなど。

各自、課題が終わると、先生に絵本を読んでもらって他の子が終わるのを待つことになります。

 

この準備なのですが、教室内の衝立の向こう側が行われているため、頭は見えるものの、何をしているのかはよく見えません。

そして、息子は準備にやたらと時間がかかるのです。

途中で何度もふらふらと歩いているのを見ているのですが、やることが分からないわけではなさそうです。

靴下を脱いだりを嫌がっている様子もないので、本当に何をしているのか謎です。

 

息子は準備さえ終わらせれば、その後の課題は比較的スムーズに終らせていました。

課題が終わると、絵本を選んでから、教室の壁際にある一列のベンチに並んで腰掛け、順番に読んでもらいます。

ベンチにはちょこんと、まあお行儀よく座って順番を待っていて偉いなーと思いました。

自分の本を読んでもらった後、自分の本を選んでいる他の子とぶつかってもお構いなく次の本を選びに行くのは強引だと思いましたが。

 

この連休後に発達支援教室の先生との個別面談があり、妻が参加してその際のメモを見せてもらったのですが、息子は椅子に座ることがまだうまくできないそうです。

椅子に座っているとずり落ちてしまうのですね。

ちょうど、コントやひな壇などで、芸人さんが椅子から滑り落ちるような感じです。もちろん、息子はわざとやっているわけではないのですが。

 

そんなこともあって、教室では特別待遇、ではないですが、ひじ掛け付の椅子に座っています。

これだと、囲われていて身動きが取れないので落ちない、ということです。

将来、社会人になると、会社によっては偉くならないとひじ掛けなんて付けてもらえないんだぞ、とは思います。

 

ということだったのですが、たまたま見学に行った初日は息子が肘掛の無い椅子に座っていました。

どうも、先生が出し忘れたようです。

私は、過度に気を回されすぎていなくて、大ざっぱに見てもらえている点をいいことだと思いましたが、人によっては違う感想になるのかもしれません。

まあ、その椅子に課題の最中はずっと座っていられましたしね。

 

長いので一旦切ります(電話みたいだ)。

続きます。