焼肉と目薬

4月は珍しく肉の日(29日)が休日(土曜日)だったので、あれこれ調べてみた挙
句、焼肉屋に行くことにしました。
当日に調べ始めたため、ランチには間に合わず、夜です。

昼間は公園で走り回りました。
主に、私が、です。
息子は、パパに通りすがってもらう、かくれんぼが気に入っているのですが、これ
は、かくれんぼの変形です。
かくれんぼは見つかったら捕まるのですが、通りすがってもらうバージョンは、隠れ
ている人が鬼に見つけられた(見つけた、という顔で近づいてきますので)ところ
で、改めて逃げ出し、茂みに隠れ直す、という遊びです。
ポイントは、すぐに見つかるところに隠れ、見つかったらすぐに移動して一瞬見失わ
せたうえで、また見つけてもらうように隠れる、というところでしょうか。
隠れ続けるには走り回らないといけないので、鬼より隠れる方がよっぽどつかれる、
気を抜けない遊びとなっています。

たっぷり遊んだあと、早めにお風呂に入り、帰ってきたらすぐに寝かせられる体制を
整えた上で家をでて電車でお店に向かいます。
息子はおとなしく電車に揺られていた上、終点では普段じっくり見ることの出来ない
特急電車(最寄駅は停車駅ではないので、走っているのは何度も見ているのですが)
を眺めました。
普通、電車って、一番先頭、もしくは最後尾から電車の「顔」を見るのが楽しいん
じゃないかと私は想像していたのですが、息子はどっちに行くのも嫌がり、真ん中が
見たいというので、真ん中を見ていました。
夕方の特急に乗る人たちは帰宅する人が多いのでしょうか、くつろいだ様子で、電車
(の途中)を眺める私たちを面白そうに眺めていました。

お目当ての店に着いたのは18時頃でしょうか、既に満席、予約がないと入れない状
態でした。
がっかりしつつも、別のお店に移動し、無事に堪能して帰ってくることができまし
た。

ところが、翌日、いいお肉を食べたから、ではないと思いますが、息子の目が腫れ
る、という事件がありました。
白目とその周辺が急に腫れて、眼球には涙が溜まっています。
日曜日だったのですが、家から最寄りの眼科が開いていることをインターネットで調
べ、行ってみたところ、コンタクトレンズ用の処方箋を出しているだけで一般の診療
はしていないと言われ、救急センターに確認したりしながら、眼科を探していきまし
た。
息子は初め、どこに遊びに行こうか♪という感じだったのですが、両親から目をこす
らないよう強く言われて怖くなったのか、痛い痛いと言い出しました。いや、直後に
笑っているし、本当かなと思っていたんですよね、いずれにしても大至急で病院を探
し、向かっていましたが。
幸いなことに眼科で待っている間に(眼科はとんでもなく混んでいました)腫れが引
き、涙も治まったので、目薬だけを処方してもらって帰ってきました。医者の見立て
も、急性だったら様子を見ても大丈夫、だったようです。

息子は、恐らく多くの子供と同じように、医者が好きではありません。
待合室に人がいっぱいいるのが嫌、診察の時には母親と離れて一人で座らないといけ
ないのが嫌、そして、治療行為そのものが嫌なようです。
何故か、歯医者だけは先生の扱いが上手いのか(私も知っている人なのですが、無愛
想で、大人だったらあまり近寄りたくないような感じなのですが)嫌がらずに行ける
し、口の中を見てもらえるようです。
逆に一番嫌がるのは耳鼻科です。
耳垢で耳孔がふさがったように見えたことがあり、連れて行ったのですが、泣き喚い
て抵抗しました。

気持ちは分からんでもないので、しょうがないと思うのですが、しょうがないですま
ないことは、その後の自宅での後処置です。
耳鼻科に行ったときは、しばらく耳掃除を欠かさず行っていましたし、今回は目薬を
一日3回、ささなくてはならないのですが、これがまあ、抵抗するわけです。

目薬って自分で入れるときであっても、まぶたを抑えながらたらしますよね。
でも、息子の瞼を抑えようとすると、それだけで暴れだします。
そのため、上を向かせて、目から少し離れたところから目薬を投下することになりま
す。
2階から目薬と言うほどの距離でこそありませんが、命中率が低いことこの上ないで
す。
目薬なんて最後は余るんだろうと思っていますから、多少命中しないで無駄になるこ
とくらいなんでもないのですが。

目薬の苦行はしばらく続くことになりそうです。