抱っこと腰痛

様々な移動手段の中で、息子が一番おとなしくしているのは、後部座席に座っているときです。

車でも、自転車でも、歌ったり、(車なら)本読みをねだったり、話しかけたり、じっとしているわけではないのですが、文句も言ずに座っています。

電車での移動も好きな部類に入りますが、ここ最近は車移動をより好みます。

理由は明快で、電車の中ではお菓子が食べられない(制限している)からですね。

歩いて移動するのは、嫌いではないと思います。

家の中や慣れてきた遊び場では、親から離れることはあまりありませんが、歩き回ります。

しかし、買い物や電車の中、公園までの移動で歩くのは苦手です。

歩きたくないと訴え、抱っこしてほしいとせがみます。

口では、疲れたから歩けない、眠たくなったら歩けない、などなど言うのですが、それよりも外部の刺激の中、抱っこされている安心感に勝るものはない、のだろうと思います。

余談ですが、息子は嫌なことを、なんとか過ぎる!とよく口にします。

疲れ過ぎてもう歩けない!とか。

ごはん食べない、眠すぎる!とか。

これを聞くと、美人過ぎる市議を思い出し、息子はなに過ぎるのだろうかと考えます。

かわいすぎる息子、とか(親バカすぎる両親!)。

ポテトフライで腹が出てきすぎる園児、とか。

お菓子をねだりすぎて、他の言葉を忘れる四歳児、とか。

さて、金曜の午後、息子を抱っこしようとした際に、妻が腰に違和感、強い痛みを感じたそうです。

抱っこは諦めてもらい、家に帰り、動くたびに痛いことを確認しました。

我が家ではベッドを壁にぴたりとつけて、壁側に息子が、隣りに妻が寝ているのですが、どうしても息子の方に身体を傾けて寝るのが辛い、本当は息子に背を向ける体制が楽だけど、それは寂しい、でも仰向けに寝ているのも痛くてつらい、という話をしていました。

翌朝、病院で診察してもらったところ、ぎっくり腰ではないようですが、椎間板の様子がおかしいと言う話だったそうです

ぎっくり腰は、妻の両親、勤め先の上司、などなど身近な人がやっており、その辛さも聞いていたので、嫌だ嫌だと言っていたので、ぎっくり腰ではない、という診察はうれしかったようです。

一方で、最近のぎっくり腰は、絶対安静ではなく痛くない範囲で体を動かした方がいいようなのですが、妻は安静にしている方が治りが早い、と言われたそうです。

まあ、なんと言われたかには関係なく、重たいものを持つのは痛くて無理そうなのですが。

そのため、息子がいくらせがんでも、抱っこしてあげることができなくなりました。

もちろん、土日は私が仕事を休みだったので、私が代わったのですが。

息子も体調が悪い時など、どうしても妻に抱っこしてもらいたがることがあります。

幸運なことに週末は体調も良く、天気が悪かったので家に長くいたこともあり、問題なく過ごすことができました。

また、よくいく遊び場に、息子の好きなおもちゃが増えており、それにはまったことも移動距離を短く、抱っこの機会を減らすことになりました。

いざ、自分が息子の求めに応じて抱っこするとなると、これまでとは格段に熱心に、どうしたら歩いてくれるのか、を考えることになります。

例えば、餌で釣る。

歩いてくれるんだったら、飴をなめててもいいよ、とか。

あるいは、目的地までの道順を伝え(家の近くなので、息子にも理解できる道順だったのですが)どこまでは自分で歩いて、どこからは抱っこするか、出発前に話し合うとか。

妻の腰は土日の二日間では完治しなかったようで(医者からも1間は様子を見ながら安静にしているように言われていますし)今週は、まだまだ抱っこを巡る攻防が続きそうです。

なお、良いニュースなのか、悪いニュースなのか、判断に困るところではありますが、1か月前から体重が1キロ増え18キロに到達したことが日曜の夜に判明しています。

歩くのはダイエットにいいのですけどね。息子はまだダイエットという言葉に馴染みがないのが残念です。