口は災いのもと

息子の、最近目立ってきた口癖と言えば、

・きらーい

<使用例>パパなんてきらーい

があります。

 

叱られたときに、言い返すのに使っています。

父親に対しては、誕生日にお菓子あげないからね!も追加で口にします。

母親に対しても、使うのですが(ママなんてキラーい!)、かなり手痛く反撃されます。

そして、泣いて終わるケースが大半です。

 

さて、母親と離れるのが何より嫌な息子ですが、離れた瞬間にケロッとしていることが良くあります。

休日に外でランチして、母親がそのまま美容室に行くので、私と息子が母親とは反対方向の電車に乗った時のことです。

一緒に行きたい、と言って聞かない息子を私が抱っこし、こちらの電車が先に来たので、乗ったのですが、誘拐犯に連れ去れるかのように、火のついたように、泣き叫びました。

ところが、電車のドアが閉まった途端に泣き止み、何事もなかったかのように、私に向かって、帰ったら何をして遊ぼうか、と話しかけてくるのです。

私はほっとして、返事しましたが、隣にいた老婦人のびっくりした顔はなかなか忘れられません。

 

先日も朝から、母親にきらいと言って、反撃され、息子が泣いていました。

妻が着替えに寝室に入り、ドアを閉めた瞬間、息子の鳴き声がピタッと病んだのには笑ってしまいました。

真顔でどうしようか悩んでいるようだったので、ごめんなさいって言ってきたら、と横から口を出すと、寝室の扉を開けて、また泣き出してから謝っていました。

 

以前から変わらないもう一つの口癖は、なんか頂戴、です。

お菓子をねだるときに使います。

 

気づけば、どこかへ行くたびに、そこに行くからお菓子頂戴、と言うようになっています。

幼稚園など、家の外では言いませんし、私に対しても言いません。

それは何もあげない(持っていない)からです。

 

妻がそこでお菓子を渡すのは、目的地に向かって歩かせるためです。

「歩かせる」ためなんです。

お菓子がなければ、抱っこして、と言うので。

特に、腰を悪くしたところから、お菓子で釣ることを初め、抜け出せなくなってきています。

 

今年、発達支援教室でやっている、親子の対話の仕方教室に妻が通うことになりました。

もうすぐ始まるのですが、これは一般のしつけ教室ではなく、自閉症の子供を持つ親向けのプログラムで、参加費は自治体の補助金がでます。

人気がある、というと変ですが、申し込めば誰でも受けられるものではなく、どの子ども(親)にとって必要性が高いか、を判断した上で、参加が認められるそうで、妻が通えるようになったことはいいことなのか、少し評価に迷うところではあります。

 

いずれにせよ、妻が聞いてきたことを元に、私の息子に対する態度も何らか変える必要があるのでしょう。

何を聞いてくるのか、教えてもらえるのか、夫婦そろって少し楽しみにしています。