私は仕事でお盆休みと言うものがないのですが、三連休だったので、一日は妻が昔飼っていた犬の墓参り、一日は動物園、もう一日は遠くへ行かず家の近くの公園に行きました。
お墓詣りは初めてではないのですが、息子にはやはり理解が難しく、墓石に水を掛ける楽しいイベント、という認識です。
ただ、亡くなった犬たちがここで遊んでいるんだよ、という話をするたびに、遊んでいるって何をしているの?と、まあある意味まともな質問が返ってくるのですが。
さて、メインの動物園です。
わたしの見積もりが甘く、朝家を出て、10時前には現地到着という予定が、高速道路が思った以上に混んでおり、昼前に現地に到着してしまいました。
車の中って息子にとっては非常に退屈な空間のようなので、食べ物を用意する、見せられる動画を用意する、などなど準備はしました。
でも、まあ、想定以上に時間がかかったこともあり、飽き飽きしていました。
その飽き飽きは、お菓子が食べたい!と叫ぶことと、トイレに行きたい!と叫ぶことで発散していましたが。
そのトイレですが、最近は一度行きたくなると、気になってしまうようで、連鎖的にトイレに駆け込みます。
何度も車を止めるのはシンドイので、携帯用のトイレを用意したのですが、家に忘れてきてしまい、ビニール袋にトイレットペーパーを敷き詰めた簡易的な携帯トイレで用を足してもらいました。
しかし、どうも座っておしっこするのは勝手が違うみたいで、立ってもいい?と何度か聞いていました。
動いている車の中で立たせるわけには当然に行かず、出ないんだったら、またにしよう、と言うのですが、これでいいのかな、は少し気になりました。
現地では、動物園を見てからお昼を食べる予定だったのですが、急きょ、お昼を食べてから動物園を見に行くプランに変更しました。
お昼は道の駅で何か見繕う、予定だったのですが、息子がうどんのお弁当を食べたがるので、それと他にもいくつかお弁当を買って、外のベンチで食べました。
店内のベンチもあって、そちらの方が空調が効いていたのですが、大型のテレビが設置してあり、それがどうしても嫌だ、と息子が言うのです。
息子は動画を観るのが大好きです。
しまじろう、とか、トミカのプロモーション動画、なんかも好きですが、Youtuberの方が作ったピタゴラスイッチの動画なんかも見ています。
テレビは許可した一日、数十分程度、以上には見せていないし、つけてもいないのですが、DVDが終わってテレビに切り替わると、意味が分かっているとは思えないニュース番組などを食い入るように見ています。
それなのに、大型テレビがいやなんだなー、というのは驚きでした。
もしかしたら、室内の人がたくさんいる状況が嫌だったのかもしれません。
ちなみに、食べたいと大騒ぎしたうどんは美味しくなかったのか、イヤイヤ食べていました。私も妻も美味しくないなと思ったので(理由は別々なんですが)、まあ納得なんですが。
動物園は、正確にはサファリパークで、車に乗ったまま、見て回るタイプです。
途中で、車を降りて、触ったり、餌をあげたりできるエリアがあるのですが、餌やりをしたいと言ったにもかかわらず、放り投げるような餌(池の鯉とか猿山のサルとかにあげるような餌)ではなく、ペレットを手に乗せて、ヤギやラマに食べさせる餌だったので、怖がって手が出ませんでした。
ついでに、オオカミが飼われているのですが、これには非常に興味を持ちました。
幼稚園で、鬼ごっこの鬼が怖くて泣いてしまい、翌週には先生が鬼をオオカミに代えてくれたのにやっぱり泣いてしまった、なんてことがあった割にはオオカミに興味があるんだな、と微笑ましかったですが。
このサファリパーク、園内を回るのに、タブレットを貸出してくれます。
わたしは運転していたので、そのタブレットに何が表示されるのか、全く見ていないのですが、園内の各エリアごとに、そのエリアにいる動物の説明が音声で流れ(これは聞いていました)、地図と自分のいる場所が表示されていたようです。
で、息子がこのタブレットばかり見て、実際の動物を見ない、ということに妻が怒っていました。
気持ちはよく分かります。
その場で貴重なものはないか、息子よりも長い年月を生きている親の方が判断できることももちろん正しいと思います。
その上で、でも、息子が見たいものを見ればそれでいいのではないか、という気もします。
将来、家族で食事をする際に、息子がゲームにばかり夢中になっている日が訪れるかもしれません。
でも、それはそれでしょうがないことなのかな、と私は思います。
それに抗っている妻を偉いなとも思うのですが。
最後に、ここではお土産に双眼鏡を買ってきました。
前から息子が欲しがっていたと言うことで、安いものです。
帰り際のお土産ではなく、サファリパークを回る前に買っておけば、動物を見たのかな、と思いました。