がぶ飲み

夏休みも近づいてきましたが、この時期に学校でも幼稚園でも行われるのがプールの授業です。

息子は水遊びが大好きなのですが、このプールが原因で最近は幼稚園に行くのを嫌がっています。
水遊びは好き、顔を水につけることもできるようになってきました。ですが、予期しないところから水がかかるのは嫌、なようです。
これ特性なの?それとも個性なの?と悩むところの一つです。

プールでは、頻繁に顔に水がかかってびっくり、で楽しめなくても、息子が楽しめるのが銭湯です。
いや、本人は楽しいかもしれませんけど、風呂で遊ぶってことは周りに水しぶきを飛ばすってことで、親はそれほど楽しくないイベントなのですが。
とは言っても、楽しいなら行かせてあげたい、ということでまたしても銭湯に行ってきました。

銭湯では、初めの1時間は母親と入り、後半の1時間は父親と遊びます。
妻からしても有難いこの申出で。

暑い時期になってきたので、屋外の寝湯(寝転がると身体の下半分がお湯につかるくらいの湯量のお風呂)は大人気。
息子はお風呂から排水のため流れてくるお湯で遊んでいて、結局空かなかったのですが、たいそう満足しておりました。
あとは体温に近い温度のお風呂があるのですが、こちらも好きです。
白濁していて、他人の下半身が見えません。見えていても気にしない息子ではありますが、見えなければ一層気にしない。
ので、他人様の足を踏んだり、を何度も繰り返し、その数だけ、私が謝ることになります。
全裸で謝罪、はあ。

さて、お風呂から出ると、のどの下あたりを押さえて、ここが痛い、と言います。
何時から、と聞くと、今痛くなった、とのこと。
なんだかわかりませんが、痛いと訴えた直後に別の話を始めるほどなので、違和感がある程度なのかと思います。
で、とりあえず水を飲んでみたら、というと、それで治まった、と言います。
着替えている間にまた痛くなった水が飲みたいと言うので飲ませ、を2,3回繰り返したでしょうか、妻と合流して、アイスを食べて帰りました。

それから、息子が痛いと言わなくなったので、すっかり忘れていました。
この日は、妻が言うには、夕食でもびっくりするくらいの水を飲んでいたそうで、夜中にはおねしょがオムツからあふれ出したりしています。

で、翌朝です。
妻に、忘れていたけど、息子が昨日、お風呂でのどの下が痛いと訴えていたことを説明しました。
私は出勤するので、もしまた息子が痛いと言い出すことがあれば医者に行くことも検討しよう、ということです。
その時に、水を飲んだらと勧めて、一時的に良くなった話もしました。

これを聞いて妻が言うには、息子はその水を飲むべし、という指示を守って、痛くなるたびに水を飲んでいたから、昨日はあれだけ水を飲んだのではないか、ということです。
私も、それはありうるかなと思いました。
もちろん、私の真意は、一時的なものだったら水を飲むと落ち着くかもしれない、という程度だったのですが。

念のために付け加えておくと、前日(銭湯に行った日)、息子は私とお風呂に入る前から、通常ではあり得ないほどの水を飲んでいました。
妻が持っていたペットボトルをお風呂に入っている間に飲み干したほどなので。
なので、私の指示ばかりが水を飲んだ理由ではない可能性も相当にあります

とはいうものの、何気なく教えたことを息子が素直に守っていることもまたありそうなことです。
自分でも覚えていないような何気ない一言が、子供にとっては大事な教え、だと思い込むことがありうる、という貴重な教訓になりました。
そして、今後、より気をつけないといけないなと思いました。