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幼稚園の保育参観

幼稚園の保育参観に妻が参加してきました。

4月に復帰した後、幼稚園の様子を先生から聞くことは多々ありました。

実際に様子を見る機会も1度ありまして、これは妻が給食当番(親が当番制で、子供の給食の配膳などの手伝いをするものです)だったことによります。

息子は食べることが基本的には大好き、給食も美味しくなかったからお代わり1回しかしなかったよ!と得意げに披露するような男です。

そのため、給食当番では、ニコニコした息子の様子しか見られず、それはそれで微笑ましくていいのですが、今回、改めて実際に幼稚園の課題をこなしている姿は新鮮だったようです

私は知らなかったのですが、担任の先生と息子との間では、先生が何かしましょう(歌を歌いましょう、これで遊びましょう)と言った際、それはやりたくない!と叫ばないように、という「お約束」がなされているようです。

そして、それを息子ががんばって守っていた。

まあ、がんばって、と書いていることから、進んで参加するわけでもないし、そもそも参加していないことも多いし、言わないように堪えている様子が感じられる、ということで、別に望ましいことではないのですが。

ですが、それでも、これってすごく大きな進歩なんですよね、本人にとっては。

息子が、これをしようよ♪と言われたときに、とりあえず、やらない!と叫ぶのがいつ始まったのか、明確には覚えていません。

ただ、遅くとも3月以降でしょうか、外食に行けばお店の前で一回は、このお店には入らない!と絶叫して宣言しますし、料理が出てきたら食べない!と全力で主張しています。

自分が頼んでいないものを一口食べてみない?と聞いても拒否ります。

食べ物以外でも、(息子の服を)買に行こうよ、自転車で公園に行こうよ、その風船で遊んでみようよ、なんでももれなく拒否ります。

言いっぱなしで、実際にはお店に入るし、食べるし、その他だいたいは楽しく過ごすのですが(楽しくないことを誘うことはありませんし)。

まあ子供なんでね、と思います。

軽い反抗期みたいなものかとも思います。

でも、家の外でこれをされると結構キツイことも多々ありまして、例えば外食で、料理が出てきた瞬間に、食べない!と宣言されるとお店の人や、他のお客さんの手前、申し訳ない気持ちになります。

後からそれを美味しそうにほおばっているのですが、いらない発言を聞いた人が誰しも息子の幸福感にあふれた食事風景を見ているわけではないですから(声の方が遥かに遠くまで伝播しますし)。

前に書いた、友人の家に遊びに行った時にも、せっかく用意してくれた食事を、食べない!と宣言されるのはですね、きついですね。

お互いに親なので、分かってくれていると信じたいところではありますが。

保育参観の中では、白いボールを卵に見立て、親鳥の気持ちで卵を大事に抱えながらいろいろなお遊びをしていました。

歌を歌ったり、先生について教室内を歩いてみたり。

しかし、息子は子供たちの輪には全く交わることなく、卵を見つめ、卵に話しかけていたそうです。

教室の隅に、一人で。

友達と遊ばず一人で遊んでいるというのは自閉症の典型的な症例の一つだと言われます。

妻はそんな息子の姿をみて、あまりにもハッキリと自閉症っぽかったのでかわいそうを通り越して、返って笑いそうになった、と言っていました。

私は、その話を聞いて、特に息子が一人でいることを苦にしていないのであれば、彼の人生の時間の使い方を自分で選べる、ある意味よい幼稚園だなと思っていました。

そして、これから先も、他人からどのように見えていても、つまり私たち親が息子の状態をどんなに惨めだったりかわいそうだと思ったとしても、彼には彼なりの幸せがあることを忘れないようにしたいと思いました。