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やってみたら報告ではなく、告白でした

告白というと、初めて相手に伝えること、みたいなニュアンスがありますね。
恋愛の告白では1度目は振られたけど、ダメ元でのセカンド告白、みたいなのもあり
ますが、罪の告白は通常は1度だけのイベントです。

さて、前職の同僚グループは、職場在籍中から仲が良く、誕生会やその他口実を設け
ては月に1回以上は、10人ほどで食事に行っていたのですが、職場を変わった人が何
人かいて(私もその一人ですが)、それぞれ子供もできたりして、ここ数年は年1回
くらいの集まりになっています。
そのグループの一人が、家を買い、出産をしたのですが、一段落したので、年明けに
数年振りに皆で集まろうか、新居も見てほしいから企画するねと言ってくれました。
で、集まる前に、息子の自閉症について説明しておいた方がいいのか、と思って、主
催者と二人でお昼ご飯を食べにいくことにしました。

別に医者でも、育児の専門家でもない友人ですが、障害に偏見のないことは知ってい
ました。
そのため、何を緊張したと言う具体的なものはないのですが、妻以外と息子の自閉症
について話をするのが初めてであり、声が震えるのを抑えることができませんでし
た。
やはり夫婦間から外に話すことによって、息子の自閉症が事実になる、ような感覚が
あったのかもしれません。
話した相手が、ことさら驚くでもなく、さらっと流してくれて、助かりました。

問題はその後なのですが、息子の様子を聞くたびに、その程度で自閉症と判断される
のは何故なのか、という疑問と、知り合いの自閉症だと思われていた子供が数年経っ
てみて、発育が遅れていただけだ、と分かった、という話をしてくれたわけです。
こちらの気持ちを考えて明るい話題に振ってくれた心遣いには本当に感謝していま
す。
しかし、一方で、これから先、そのような話を何度も聞かされることになるのか(い
ろんな相手から)と思うと、うつうつとした気持ちになったことも確かです。
誰にどれだけ説明すべきなのか、そして説明した相手から同じことを何度も聞かされ
てどう対応すべきなのか、今後の課題なのかもしれませんし、何もしなくても慣れて
いくだけなのかもしれません。

さて、話は変わって、息子は私と妻と、どちらとお風呂に入るか希望を聞くと、8:2
から、9:1の割合で妻が良いと答えます。
本人の希望だったり、親の都合だったりで父親とお風呂に入ると、とても楽しそうに
していますので、なぜそんなに妻がいいのか、不思議に思っていました。
たまたまなのですが、お風呂で妻と息子がその話になり、息子から、かつて父親が頭
からお湯を掛けられてそれが記憶に残っているからだ、という話があったそうです。
息子は顔に水がかかるのを嫌がります。お風呂でも、プールでも同じです。
恐らくは1年以上前の話ですが、どうしても頭を流したくない(普段は座って、息子
の股間が私の腹に当たるように寝かせているのですが)と立っているので、頭の頂点
から背中に水が流れるようにお湯をかけたのですが、息子が動いた結果、誤って顔に
もお湯がかかってしまったのです。
そんなことを覚えているのか、という驚きと、それ以降、嫌なことなんて一度もなく
ても深く息子の記憶に刻み込まれているのだ、という後悔をした話でした。